令和5年の労働災害による死亡者数は755人と過去最少
 厚生労働省がまとめた令和5年の労働災害発生状況によると、令和5年1月から12月までの新型コロナウイルス感染症への罹患によるものを除く労働災害による死亡者数は755人(前年比19人減)で過去最少となっており、長期的な減少傾向が続いていることがわかりました。
 業種別でみると、「建設業」が前年よりも58人少ない223人となりましたが最も多く、以下、「製造業」が138人、「陸上貨物運送事業」が110人、「商業」が72人の順で、事故の型別では、件数の多い順に「墜落・転落」204人、「交通事故(道路)」148人、「はさまれ・巻き込まれ」108人の順でした。 休業4日以上の死傷者数は、13万5,371人(同3,016人増)に達して3年連続で増加しています。  
 近年、外国人労働者が増加していますが、5年の労働災害による外国人労働者の死亡者数は32人で、死傷者数は5,672人となっています。  
 なお、新型コロナウイルス感染症への罹患による労働災害による死亡者数は4人で、前年から13人減っています。